今日は子供のみです。
人数が少なかったので一人一人に時間が割けることもあり、少々難易度の高い事をやりました。
楽しめるように工夫した課題が当教室では多いのですが、今日は「シンプルに描く」を真正面から取り組みました。
難しい形を捉えるにはどうしたらいいか?
どうすれば簡単にとらえられるか?を最初にレクチャーし、(ぐしゃぐしゃ描き+見つけ絵)、実物のパイナップルを描写する事に挑みました!
また、実物があるのに見ないで描いてしまうことを避けるため
こっくりさん描法(オリジナル^^)を使い、見たものをそのまま描ける様にしました。
モデルさんはこちら。
皆さんの作品はこちら。
小1Sくん
聞いたことを一生懸命実行してくれました。
しっかり観察をし、勝手に作らず(作らない纏めないというのは結構不安なんですよ。)
描き上げました。
小3Yちゃん
Yちゃんは聞いたことをうのみにしないタイプです。
自分はこう考える!という事が軸にあり、それと先生の言う事を交互に考えてだんだん取り入れていってくれました。これも良いプロセスだと思います。
よくがんばりましたね。またスケッチやってみてくださいね。
小3Iちゃん
このごろイラスト要素や作りが多かったですが、しっかり気持ちをスケッチモードに切り替えて、慎重に良く見て描きましたね!
作りと見て描くを交互にやる事でどっちもうまくなります。
以前教室で、「しんどい事をやりきったらそれだけで見栄えのする絵になるよ」といったら
みんなしんどい事はいやなので、「いやだ!」「そんなことない!」という声が聞こえてきたことがありました。
でもどうでしょう。パイナップルと二時間向き合うって、そうとうしんどいですよ。粒粒の数も多いし大変なモチーフです。
それでも今日描き上げた3人の絵は、魅力が宿っていると思いませんか?
今日はみんなしんどかったし、先生もがんばれ!ってたくさん言いましたが、
終わってみたら、「やって良かった」と思ったんじゃないかと思います。
絵を描く楽しさにはいろいろあり、やりやすいことを楽しくやるのも一つですが、
こうやって地味にじっくり描く、しんどさを超えて描く事にこそ本当の絵の楽しさがあると
私は思います。
あ、先生は描写がすごく好きなので、つい説教臭くなりました。
今日は良い経験をしてもらえたと思います!
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